会社を設立する際に実印(代表者印)は本人が希望する・しないにかかわらず必要になってきます。
法務局へ法人の登記をする上で避けて通ることが出来ません。
ところが銀行印や角印となると・・・、法的な規則はありませんから任意で作成する印鑑です。
これでお客様はかえって迷っちゃうこともしばしば。
会社の銀行印は必要ですか?
という質問をたびたび受けます。
日常の業務の上であったほうがいいに越したことないのではないですか。
お客様の判断でいいと思います。
とお答えしております。
また会社の設立の際にはなにかと出費がかさむもの。
それこそボールペン1本、消しゴム1個から揃えていくものです。
予算の関係から当初は代表者印と銀行印は共用で乗り切る
という判断もアリですね。
本当は代表者印とは別々に作成しておいたほうがいいというのには多くのお客様の声からわかった理由があるのです。
実印(代表者印)は登記をはじめ、取引先との契約や社長名で出される重要な書類に使われるとても大切な印鑑です。
したがって社長さんが管理されている場合が多いと思われます。
ところが経理担当の社員さんが日常の業務の中で小切手の発行や金融機関の書類に押印する必要が出てくるたびに社長のところに出向かなければなりません。
これがかなりのストレスになっているようです。
面倒であろうがなかろうがとても大切な実印を社長さんが管理しているというのは全然おかしな話ではありません。
このようなことが何度も起きて「業務に不便だ!」ということで会社銀行印を作成に来られるお客様が多いのが実情です。
あってはならないことですがリスク分散という意味でも最初から金融機関用に銀行印を作成しておくのが賢明のようです。
(追伸)
このページでは会社の実印と銀行印の関係について書きましたが、個人の印鑑でも同じことです。
実印と銀行印は別々に所有しておけば、もし紛失等のトラブルが起きた時の処置も少しで済みますよね。
これははんこ屋がどうこう言うことではありません。
皆様の判断でお決めになることが一番良いと思います。