銀行や郵便局などお金に関することに使用する印鑑は「銀行印」として所有されている方も多いと思います。
持っている人にとってはなんでもないことですが、ちゃんとした銀行印をもっていない人にはちょっとした憧れの存在のようです。
高校や中学を卒業した時に記念品としてもらった印鑑を銀行印として使っている方も多いですね。
でもこのような方は「いつかはちゃんとした銀行印を!」と心の中でずっと思っており、いよいよその夢が叶う時が来るととても嬉しいみたいです。
さてこのページでは銀行印を作成する場合、文字をタテに並べるのかヨコに並べるのか?についてお伝えします。
銀行印・・・・・お金に関することに使用するもの
ではそのお金というものは右から左へ、左から右へと流通するもの
だから銀行印はヨコ彫りが正しい
というのが一般的な考え方です。
ところがこの「一般的な考え」というものが絶対に正しいと証明できる根拠などありません。
昔のはんこ屋さんが実印と銀行印と認印を3種類売ればそれだけ儲かると思いつきそうなったという説もあるくらいです。
姓名判断を生業とする人たちに言わせればお金は右(左)から左(右)へ流通するものだからヨコ。タテにすると流れ落ちる。
と言い、銀行印は絶対にヨコ彫りと断言されます。
「流れ落ちていっては大変だ。横にすればお金が貯まりますか?」と聞かれれば
「そんなことありません。貯まる人と貯まらない人の差は銀行印ではありません」としか言いようがありません(笑)。
ところが私たちが日常生活の中で目にするはんこは大半がタテ彫りです。だからタテのほうが見慣れているからタテ彫りがいい。と思う方は非常に多いですね。
結論としては
銀行印はヨコ彫りが基本ですがお客様のお好みで選べばよい
と私は考えております。
何も世間一般常識に従って生きていかなければならないということはありません。
もちろん他人に迷惑をかけない、法に反しないという大前提での話ですが・・・。
皆さん一人一人の考えでよいと思います。
そしてもうひとつ、タテ彫り・ヨコ彫りの判断基準のひとつとして重要なことがあります。
ヨコ彫りの場合、文字の配置が左右逆になるということです。
これを嫌ってタテ彫りを選択されるお客様も多いというのも事実です。
関連記事の「左右が逆。これって彫り間違い?」も見ていただけるとよく理解できると思います。